紙媒体やWebに掲載する写真が小さいものしかなくて、苦労したことはありませんか?
一応、Photoshopで加工しますが、時間もかかるし、なかなかうまくいきません。
こんな悩みを解消してくれるのが、「kakudai(拡大)AC」です。
「イラストAC」や「写真AC」でおなじみの、ACワークスの新サービスです。
AI(人工知能)がワンクリックで画像を綺麗に拡大してくれます。
kakudaiACは画像代を節約する神ツール?
kakudaiACがおすすめの理由
kakudaiACに出会い、これは使い方によっては、長年の悩みが解消されるのではないかと思い、最近、こんなツイートをしました。
ACワークスの「kakudaiAC」を使ってみたら良かったのでシェアします。私のようなノンデザイナーで、画像の質がそれほど問われない仕事で使うなら、利用価値は神レベルだと思います。画像サイトでM・Lサイズの購入は不要になるかも。思った以上に綺麗に仕上がり、Sサイズでも印刷に使えます。#デザイン pic.twitter.com/HobVxbTVkG
— レトト|観光ブロガー (@letotoblog) February 26, 2021
ただ、1つ注意点があります。
解像度が低いと、なかなか綺麗に仕上がりません。
私は、チラシ印刷に使えるレベルで考えているので、今回は解像度300dpiで検証します。
こんな場合には、非常に利用価値が高いと思います。
私の仕事はほぼこのケースです。
小さくて使えなかった写真。それを、A4で印刷しても使える画質に拡大してくれるなら、まさに神ツールと言えるでしょう。
M・Lサイズの写真は高い。Web用のSサイズで事足りるなら、画像代の節約になりますね。
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kakudaiACのしくみ
kakudaiACのしくみは下記のとおりです。システムは難しそうですが、操作は簡単です。
ESRGANを用いた超解像AIにより、高解像度の画像を生成します。
従来の画像編集ツールを使った画像の拡大では、ぼやけたりノイズが入ったりするなど、品質が低下します。これを修正するには多くの時間と人的リソースを必要とします。
拡大ACでは、ESRGANというディープラーニングを使ったAIモデルにより、写真の細かな部分を自動で生成し、品質を損なうことなく、最大16倍にまで写真を拡大します。
ESRGANはGAN(敵対的生成ネットワーク)をベースとした画像の超解像技術です。低解像度と高解像度の画像のペアをデータセットとし、生成ネットワークが低解像度画像から高解像度画像を生成したものと、元の高解像度画像とを比べて、判別ネットワークにどちらが元の高解像度画像化を判別させます。これにより、画像の欠けている細部を自動で補い、低解像度の画像から高解像度の画像を生成します。出典:kakudaiAC公式サイト より引用
kakudaiACの使い方
今回は、下記の料理写真を使います。
画像は 640px × 480pxの小さめサイズです。
操作は至って簡単!
②拡大サイズ・ノイズ除去・シャープの設定
③拡大するボタンをクリック!
たったこれだけです。
しかも無料!!
こんな感じで、ボックスの中に画像を放り込むと、左下にその画像が表示されます。
拡大サイズは、2倍・4倍・8倍・16倍から選べます。
お好みでノイズ除去とシャープの設定をONにします。
kakudaiACで、今回は4倍(2,560px × 1,920px)に拡大!その結果は?
素晴らしい!美しさそのままに拡大されています。
kakudaiACで拡大する前と後の画質を見比べてください。
アップにすると違いがよく分かります。
みなさんも、早速やってみてください。感動しますよ!
まとめ
解像度が高い写真であれば、良い結果が得られます。元画像の大きさは、1,200px以下が推奨となっています。とりあえず、手持ちの小さい写真しかないっていう時には、大きな味方になってくれるはずです。
ACサイトの無料登録がまだの方は下記より。
ちなみに、無料会員だと回数制限(1日5回)がありますが、プレミアム会員なら無制限に利用できます。