「コロナで会社もきびしいから、今のうちに英会話の勉強をして、周りと差をつけたい!」
「外国人の対応が苦手。英会話が出来ないと、お客様が他に行ってしまいそうで心配・・」
「できれば、独学で何とかならないかなぁ?」
こんな状況でしたら、ぜひこの記事を読んでみてください。
観光業で生き残るには、なぜ英会話スキルが必要か?
結論、2020年代は、
英会話スキルによって、仕事の明暗が分かれるからです。
その理由をお話ししていきます。
- 企業はコロナで業績悪化、専門性の高い人材が求められる。
- 「少子高齢化・人口減少」と「観光立国推進基本計画」。
- 「所得格差」拡大の時代、勝ち組に残っている人との差。
専門性が高い人材が有利に
コロナ禍で多くの企業の業績が悪化しています。今後、雇用を支えられなくなる会社もさらに増えていくでしょう。一方で、「テレワーク」や「ローテーション勤務」など、人々の生活様式が激変しています。
政府も企業の業態転換を推奨していますし、新しい生活様式に合わせて、会社も変わっていく必要が出てきました。
転職市場でも「未経験者歓迎」の求人が減少しています。
企業は人材育成の余裕がなく、専門的なスキルをもった即戦力を求めているのです。
もし、転職を考えている場合は、これまで培ってきたスキルや知識、経験が、他社に行って同じように展開できるかどうかにかかっています。
こういう時代だからこそ、今までよりさらに一段上のスキルを目指しましょう。
英語力は、仕事の幅をぐんと広げてくれます。
実際に、英語力をもった人は、全年代ともコロナ前より高い年収でスカウトを受けているという調査結果が出ています。
少子化問題と、観光立国の実現へ
次に、2017年に改定された「観光立国推進基本計画」です。これは2007年に施行された観光立国推進基本法に基づいています。
計画の方向性を
”観光は我が国の成長戦略の柱、地方創生への切り札であるという認識の下、拡大する世界の観光需要を取り込み、 世界が訪れたくなる「観光先進国・日本」への飛躍を図る”
引用:観光庁HP「観光立国推進基本計画」を閣議決定
としています。
確実にインバウンドに目が向けられていて、その実現のために国内の環境整備をしていくという感じです。ちなみに、これは2020年までの計画なので、さらに改定される予定です。
背景にあるのは、何といっても「少子高齢化・人口減少」です。
将来にわたって成長していくには、海外需要を取り込んでいくしかありません。
「インバウンドはやらない」・・それで何とかなるうちはいいですが・・。
政府の基本路線がもうそうなっているのです。
これだけでも、なんとなくこれから先、英語ができないと困る日がやってくると感じませんか?
渡航が難しい間は内需に頼るしかないですが、コロナ後はどんどん外国人が日本に入ってくるのは確実です。
近年、インバウンドで成り立っていた会社も多かったのですから、戻ってこなければどっちみち厳しい現実となります。
所得格差はどんどん広がります
今後、「所得格差」「情報格差」が拡大する社会になる可能性がきわめて高いです。
勝ち組と負け組がもっとはっきりと分かれる時代が来ます。もちろん、観光産業だけではありません。
はっきり言って、現状維持は難しいでしょう。みなさんもそう感じているはず。
そのためには個人個人がスキルアップしていくしかありません。
観光に携わる人が、まず考えるべきは「英会話スキル」だと思います。
日本の文化に惹かれて、日本語を勉強する外国人も増えてきました。これは、私たち日本人が英語を勉強する機会が増えたことにもなります。
例えば、旅行会社などはもともと給料が低いといわれています。
そこに来て、このコロナですからね。
個人のスキルアップはもちろん、常に新しい仕事の形を模索していかなければ、この業界で生き残るのは困難です。
将来、勝ち組に残っている人を想像してみてください。
そこには何のスキルもなく、会社にぶら下がっているだけの人はいないはずです。
語学力が必要とされている以上、英語ができるかできないかで格差も付いてきます。
つまり、やり方次第ですが、語学力が今後の飯の種になり得るのです。
しかし最近は、
・業務上、簡単な英語で事足りるので、少しの英語力では差別化にならない
・AI翻訳の発展で語学力が必要なくなる
というような声があるのも事実です。
答えはいろいろあっていいと思いますが、英語が仕事の幅を広げてくれるのは事実です。
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それでは、実際に英語の勉強をどのように始めると良いか、解説していきます。
英語を独学で勉強するためのステップ
語学学習は継続することが大切
まず、語学を習得するのはそう簡単なことではありません。
でも、諦めたらそこまでなので、勉強に限らずですが、「継続」することがすべてです。別の言葉でいうなら「習慣化」するということになります。
たとえ、1日10分でも20分でもいいので、毎日、何かしら英語に触れることを習慣にしましょう。
また、継続するにはモチベーションが必要となってきます。とにかく自分が楽しく継続できる方法を選ぶことが、何よりも大切です。
今は、いろいろな教材やコンテンツがありますので、興味を持てるものがきっとあるはずです。
英会話習得の近道は発音とアウトプット
どうしても最初は、基礎的な英単語と文法を覚えなければなりません。
日常会話に必要な語彙力は概ね、1,000~3,000語と言われています。
私はこちらのKindle版を持っています。このあと紹介するYouTuberのYumiさんのおすすめの単語帳です!
その際、英語の「発音」を正確に覚えましょう。
日本語英語のまま覚えるのは、覚えたことになりません。
正しい発音を覚えると、英語をどんどんしゃべりたくなります。
英語への興味が増幅され、学習の継続にもつながります。
私は大学生の時に、何万円かする発音に特化した教材を買って勉強しました。
英語の母音と子音の正確な発音を知らなかったので、当時はとても衝撃的でした。
今は、このあとご紹介するYouTubeやPodcastの無料コンテンツで十分にマスターできます。
私は1年間の勉強で、総合旅行業務取扱管理者(当時は一般旅行業務取扱主任者)の試験に1発で合格しました。今はレベルが上がったでしょうが、当時の英語問題は、英検準2級レベルと言われていました。英語の発音を理解できたことが、学習の自信につながったのです。
また、発音ができるとカラオケで英語の曲を歌うこともできます。
私はもともと洋楽派なので、車の中でよく歌っています。
英語の曲を歌うことは、とても自然な形のアウトプットの練習になると思います。
しかし、英会話ができるようになるためには、歌ったり英文を読み上げたりするだけでは不十分です。
アウトプットにはやはり積極性が必要になってきます。
学習を継続できるおすすめの勉強法
- YouTube動画
- Podcast(ポッドキャスト)
- オンライン英会話
YouTube動画
楽しく継続できる学習コンテンツは、今なら断然、YouTube動画だと思います。
クオリティの高い動画が無料で見られるのですから、使わない手はありません。
私も登録しているおすすめのチャンネルがいくつかありますので、
その中から初心者向けのものをご紹介します。
あいうえおフォニックス
こちらは子供向けな感じですが、発音を覚えるには最適なチャンネルです。ひらがなを「50音」で覚えるように、英語圏の子どもたちは「フォニックス」で英語を学びます。基礎の基礎ですが、ここを抜くと遠回りになりますので、必ずやってください。
あいうえおフォニックス
サマー先生と英会話 ! 【プライムイングリッシュ】
サマーさんはシアトル出身で日本で英会話講師もしていました。リスニングのコツとアメリカ英語の発音や音声変化を中心に丁寧に教えてくれます。特に音声変化については、今まで感じていた疑問が一気に晴れてくるはずです。日本語もお上手。私が一番最初に閲覧したチャンネルです。 サマー先生と英会話 ! 【プライムイングリッシュ】
Yumi’s English Boot Camp
Yumiさんは帰国子女でもネイティブでもないそうですが、アメリカ英語の発音や英語学習法など参考になる部分が多く、私は今までYumiさんの動画を一番見てきました。おすすめの教材なども紹介してくれます。 Yumi’s English Boot Camp
AK in カナダ|AK-English
Akane(あかね)さんは、バンクーバー政府観光局大使もされている語学留学のエキスパートです。とにかくキュートなので、男性ならそれだけで続けられるかも。とても流暢な英語で声もきれい。寸劇の動画は見ていて楽しい。 AK in カナダ|AK-English
バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika
Chikaさんは16年間シアトルで過ごした帰国子女のYoutuberです。いろんなシチュエーションで、英語と日本語を織り交ぜながら楽しく配信している感じです。英語学習が目的でなくても楽しめる、人気のチャンネルです。 バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika
Hapa 英会話
日米ハーフのJUNさん。ロサンゼルスで日本人向け英会話学校の校長をしています。ネイティブの自然な英会話フレーズを勉強できます。コンテンツ量が膨大でホームページ(英語学習サイト)も参考になります。 Hapa 英会話
NextepちぐさのYouTube英会話教室
ちぐささんは英語力0でカナダへ留学し、たった5ヶ月で英語を習得したそうです。暗記禁止!辞書禁止!15分以上の勉強禁止!という衝撃的な「プラスワン英語法」を開発しました。英会話を身近にして、上達するのを手助けしてくれます。
NextepちぐさのYouTube英会話教室
これ以外にも、英語学習に効果的なYouTubeチャンネルがたくさんあります。
馴染みやすかったり自分好みだと、また見たくなりますので、そういうチャンネルを見つけて勉強してみてください。
ネイティブの英語を楽しく気軽に学習できるので、きっと継続できるでしょう。
Podcast(ポッドキャスト)
Podcastは聞き流しで英語に慣れるのに最適です。リスニング強化になります。そして無料で使えます。
また、スピードも½倍速、1倍速、1½倍速、2倍速の4段階に調整可能です。
私はよくスピードラーニング提供の「Speak UP Radio」というチャンネルを聞いていましたが、2020年7月で番組は終了したようです。ナチュラルなスピードでスラングも入るので、初心者にはちょっと難しいフレーズも出てきますが、とてもテンポが良く楽しく聞けます。
ここでもいくつか初心者向けのものをご紹介しますが、Podcastは耳から情報が入ってくるだけなので、YouTubeと比較すると、中だるみするというか眠くなりがちです。
そこで、日本語の解説が入ったものをおすすめしたいと思います。
バイリンガルニュース
世界の面白いニュースを、マイケルさんが英語、マミさんが日本語(時には英語交じり)で交互に掛け合う「バイリンガル会話形式」で紹介しています。会話の文脈を把握する、という点で効果の高いコンテンツだと思います。ちなみに、マミさんは驚きの純国産バイリンガルです。 バイリンガルニュース
Hapa 英会話
YouTube動画のところでもご紹介したJUNさんのチャンネルです。ネイティブが話す自然な会話を楽しめます。丁寧に解説もしてくれますので、Podcastではこれが一番おすすめです。 Hapa 英会話 Podcast
慣れてきたら、英語だけのチャンネルも聞いてみてください。
Podcastは通勤時間の学習におすすめです。車で通勤している場合は、直接、車のスピーカーから出力するようにします。朝の時間がちょっぴり優雅な感じです。私は一時期、フランス語のニュースを流して楽しんでいました。
オンライン英会話
流行りのオンライン英会話には、たくさんのプログラムがあります。
いきなりオンライン英会話でも良いのですが、まずは基礎学習と、YouTubeやPodcastも試していただきたいです。そのあとで、オンライン英会話にトライしてみましょう。
英会話教室と比較すると、コスパが非常に高いです。こんなに安ければやって損はないはずです。
やはり、実際の会話で体得する以上のことはないですからね。
以下、初心者におすすめのサービスを3つご紹介します。
レアジョブ
累計会員数80万人以上の業界最大手。フィリピン大学の学生・卒業生が中心の、優秀な講師6,000名以上が在籍しています。また、日本人によるカウンセリングも充実。日常英会話コースなら毎日25分のレッスンで、なんと月6,380円。英会話教室なら1回分です。
レアジョブ英会話
DMM英会話
CMでもおなじみですね。24時間365日いつでもレッスン可能なので、自分の都合に合わせてレッスンを受けられます。世界128ヵ国6,500人以上の優秀な講師が在籍しているのもDMMの強み。スタンダードプラン(121ヵ国の講師)は毎日25分で月6,480円と破格!
Native Camp.(ネイティブキャンプ)
月額6,480円で、レッスン回数制限なし、予約不要でレッスン可能。たとえ5分でも隙間時間を使って、何度でもレッスンを受けられます。有料ですが、通常の4倍のスピードで英語が習得できると言われている「カランメソッド」も要チェックです。さらに、日本人カウンセラーによるサポートもあります。
ネイティブキャンプ
たとえ留学中であっても、常に英語を話せる環境とは限りません。それを考えると、オンラインであっても毎日25分も英会話ができる環境は、まさに留学以上かも知れません。
英語 +α のスキルで存在価値をさらに高める
今は大副業時代と言われており、個人で稼ぐことも視野に入れて、誰もがスキルアップしていかねばなりません。副業とまではいかなくても、今の会社での存在価値は高めていく必要があるでしょう。
日本人はアジア太平洋地域で断トツで自己研磨しない国という調査結果があります。
少子化が進む中、これからどんどん優秀な外国人が日本に入ってくれば、上昇志向がない日本人がどうなるかは容易に想像がつきます。
日本人気質で周りの人に同調しているだけでは危険です。
私はこのコロナ禍で、これからはいろいろなスキルの掛け合わせが大切だと思いました。
そこで私は、プログラミングとデザインの勉強を始めました。プログラミングはHTMLとCSS、それとJavaScriptも勉強して、まず自社サイトを自らリニューアルしました。デザインに関してはもともとAdobe系のソフトを使って、ホテル・旅館のチラシを作成していました。いずれも、自社サービスの拡充はもちろん、プロとして多方面から仕事が受けられるレベルまでスキルを高めていくつもりです。
そして、このブログも始めました。さらに、動画編集もやりたいと思っています。
たいへんな時期なのに、なぜか今までより充実した毎日を過ごせているのです。
みんな「何かしなければ・・」とは感じているはずで、そのうち何割かの人は実際に動いていると思います。
もし英語のスキルが身についたなら、簡単な日常会話ができる・・それだけで留めておくだけではもったいないです。
例えば、高原ホテルの従業員でしたら、英語ができて、さらにトレッキングのガイドもできれば、継続的に仕事が入ってくるでしょう。今注目のオンライン旅行のガイドも通訳なしでできます。
みなさんの仕事場によっていろいろでしょうが、専門的な立場で考えればいろいろ浮かんでくるはずです。
まとめ
日本人の「おもてなし」の精神を考えれば、必然的に英語で受け答えできることが望ましいはずです。
それが当たり前になれば、観光立国「日本」と堂々と言えるようになるでしょう。
英語学習のしやすい環境は整っています。
すぐに学習を開始しましょう!